
[東京 28日 ロイター] -
きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強もちあいが想定されている。前週末の米国株式市場が堅調だったことが好感されそうだ。ただ、直近の上昇相場で日経平均は9日続伸と過熱感が生じているため、高値警戒感から伸び悩む可能性が高いという。2万8000円の大台固めができるかどうかが注目点になる。
日経平均の予想レンジは2万7900円─2万8500円。
前週末25日の米国株式市場は、S&P総合500種とダウ工業株30種が続伸。米債利回りが約3年ぶりの水準に急伸する中、金融株が上昇した。一方、ハイテク株や大型グロース(成長)株が売られたことで、ナスダック総合は反落。しかし終盤にかけ盛り返し、下げ幅を縮小して取引を終えた。
シカゴ日経平均先物が堅調に推移したことで、きょうの日本株も堅調な地合いを継続しそうだが、ここまで9日連騰しているだけに、利益確定売りに押されることも想定される。ただ、年度末最終売買日を明日に控えて、配当取りを狙った買いが下支え要因になって、下値硬直性が強い動きとなりそうだ。
市場では「前週末は400円安をひっくり返してプラスに転じただけに、10日連騰しても違和感は生じない。一方、欧州への投資が難しいことから、日本株に対して海外勢の買いが流れてくることも期待できるのも注目点だ」(東洋証券・ストラテジストの大塚竜太氏)との声も聞かれた。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 28149.84 29388.16 24681.74
+39.45 2022年1月5日 2022年3月9日
シカゴ日経平均先物当限 28045(円建て)
今日の株式見通し=強もちあい、米国株高を好感 高値警戒から伸び悩む可能性も - ロイター (Reuters Japan)
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