
山口銀行などを傘下に持つ山口フィナンシャルグループは、前の会長で取締役の吉村猛氏からの辞任の申し出を受理したと発表しました。このため、会社は24日に開く臨時の株主総会で諮る予定だった吉村氏の取締役解任に関する議案を取り下げました。
山口フィナンシャルグループは、前の会長で取締役の吉村猛氏から23日、辞任の申し出があったことを受けて、臨時の取締役会を開き、この申し出を受理することを決めました。
吉村氏は、社内調査で、会長を務めていた際に新たな銀行を設立する計画を水面下で進めたことについて「権限の逸脱があった」などと指摘され、ことし10月、取締役会から辞任を勧告されましたが、受け入れませんでした。
このため、会社は24日、臨時の株主総会を開いて吉村氏の取締役の解任を諮る予定でしたが、23日に吉村氏が辞任したことから、この議案を取り下げました。
24日の株主総会では新たな取締役を選任する議案のみが諮られることになります。
吉村氏はNHKの取材に対して「地元の取り引き先などから『無念な気持ちはわかるが、矛を収めたほうがいい』と意見をもらって、決心した。臨時の株主総会まで開かれることになり、地元の混乱を収めるために、辞任することにした」と話していました。
山口銀行を傘下に持つ山口FG 吉村前会長の辞任申し出を受理 - NHK NEWS WEB
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