7日の円先物・オプション取引額は今年最高に上った。日本銀行の植田和男総裁の発言で早期の政策変更観測が浮上し、同日の円相場は大きく変動した。
CMEグループで7日取引された円の売買高は748億ドル(約10兆8400億円)と年初来で最大だった。これには先物394億ドル相当、オプションが42億ドル相当が含まれる。
ニューヨーク時間7日の取引で、円は4%近く上昇。植田総裁と氷見野良三副総裁の発言がマイナス金利解除に向かっていることを示唆したものと受け止められ、世界の金融市場が動揺。円は他のG10通貨の全てに対して上昇した。
CMEによると、円急騰でドル円のオプションコストは7月以来の高水準に達した。ドル円の1週間のボラティリティーも過去4カ月で最高となった。

日銀の金融政策決定会合を含む期間2週間のドル円のリスクリバーサルはマイナス2.31%付近と、今後2週間に円がまずまずの上昇となると市場が予想していることを示唆している。年初来で最もマイナス幅が大きかったのは7月27日に付けたマイナス2.86%で、円に対してここ4カ月余りで最も強気になっていることを示している。
原題: Yen’s Biggest Day in 2023 Follows Talk of Japan Policy Shift (2)(抜粋)
円先物・オプション、7日の取引額は今年最高-日銀政策変更観測で - ブルームバーグ
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