大和証券グループ本社は31日、2030年度ごろに目指すべき将来像として、外部環境に左右されにくい収益構造の構築に向け、リテール部門の経常利益1000億円超を目指す方針を明らかにした。前期(23年3月期)実績の約4倍の水準となる。
同日午後に開催予定の経営戦略説明会に関する 資料で示した。
一方、ホールセール部門では、30年度ごろにM&A(企業の合併・買収)関連収益700億円以上を目指す。前期末で約650人だった関連人員については海外を中心に約4割増の約900人に拡大する方針。
前期のリテール部門経常利益は259億円、M&A関連収益は467億円だった。今期を最終年度とする中期経営計画で掲げている経常利益目標2000億円に変更はないとしている。31日の資料では今期以降に追加のコスト削減として100億円超を実施する計画も示した。

大和証券の看板
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
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