
経団連の十倉会長は19日、大阪市内で関西の経済界の代表らと懇談し、ことしの春闘では物価高を重視してベースアップなどの賃上げに積極的に取り組むよう求めました。
大阪 北区のホテルで開かれた懇談会には、関西の経済界の代表や経団連の幹部らが出席しました。
この中で、経団連の十倉会長は「ことしの春闘は近年に経験のない物価上昇の局面で行われる。賃金の決定要素はさまざまなものがあるが、物価動向を特に重視した検討を行い、多様な方法により、積極的な対応をお願いしたい」と述べ、ベースアップなどの賃上げに取り組むように求めました。
これに対し、関西経済連合会の松本正義会長は「関西としても賃上げの流れを維持し、対応を呼びかけていきたい。成長と分配の好循環を実現して中間層の活力向上につなげていかなければならない」と応じました。
懇談のあと、記者会見した十倉会長は「持続的な賃上げと物価上昇の好循環に持っていく絶好のチャンスだ。この流れが一気に進むかどうかは分からないが、持続的に広がることを期待している」と述べました。
また、再来年の大阪・関西万博について、十倉会長は「関東では大阪とはまだ温度差があるが、日本はサッカーワールドカップでも間近になってから盛り上がった。ことしはチケットの販売開始などもあり、機運は盛り上がっていくと思う」と述べました。
経団連 十倉会長“物価高重視し賃上げを” 関西経済界代表らに - nhk.or.jp
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