投資家はほぼ1年ぶりのハイペースで欧州株を買っている。一方、米国株への資金流入はリセッション(景気後退)懸念の中で低調だ。バンク・オブ・アメリカ(BofA)のリポートが示した。
マイケル・ハートネット氏ら同行ストラテジストがEPFRグローバルのデータを引用した同リポートによると、25日までの週には欧州株ファンドに34億ドル(約4400億円)が流入した。昨年2月以来の大きさだが、48週連続の流出の後、流入はまだ2週目。新興市場株には79億ドルが流入。一方、米国株は4週ぶりの流入となったが規模は3億ドルにとどまった。

Source: Bloomberg
ハートネット氏は今年に入り、米国株が世界の他市場に対しアンダーパフォームするとの見通しを示した。ウォール街のストラテジストらも金利と経済、企業利益の見通しから、米国株への弱気の見方を強めている。
BofAのストラテジストは26日付のリポートで、2023年の米経済の「ハードランディング」を示唆する兆候が複数あると指摘。米経済がリセッション入りする条件は金融環境がこの春に一段と引き締まることだろうと分析した。
ストラテジストらはS&P500種株価指数が現水準から最大3.4%上昇した4100-4200のレンジに達した後は「売りだ」として、「株高が利回りを押し上げ始める」水準だと指摘した。
原題: BofA Says Investors Flock to European Stocks, Leaving US Behind(抜粋)
米国株への流入低調、経済「ハードランディング」の兆候-BofA - ブルームバーグ
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