中国当局は不動産開発会社の借り入れに関する規制を緩和し、不動産危機を悪化させたいわゆる「3つのレッドライン」と呼ばれる政策を緩める方針だ。
事情に詳しい複数の関係者によると、政府は借入額の上限緩和を通じて一部の不動産会社によるレバレッジ(借り入れ)拡大を認めたり、3つのレッドライン政策で設定された債務目標を達成するまでの猶予期間を先延ばししたりする可能性がある。当初期限の6月末から少なくとも半年間の先送りもあり得ると関係者は説明した。
Between the Lines
Two-thirds of top 30 Chinese developers crossed at least one red line
Sources: China Real Estate Info Corp., Bloomberg-compiled data including companies’ filings; data as of June 2021
中国語で「三道紅線」もしくは「三条紅線」と表記されるこの政策は、「一部を除いた資産に対する負債比率70%以下」「純債務が自己資本を超過してはならない」「短期負債を上回る現金保有」という3つの基準が柱となっている。
3つのレッドライン政策は開発会社のレバレッジ抑制を狙い2020年に導入されたが、緩和されれば中国の不動産政策が大きく変わることになる。中国は昨年11月以降、国内総生産(GDP)の約4分の1を占める不動産セクターを支援するための施策を相次いで打ち出している。
関係者によると、こうした政策緩和はまだ検討段階で、変更もあり得る。中国人民銀行(中央銀行)は今のところコメント要請に応じていない。


原題: China May Ease ‘Three Red Lines’ Property Rules in Big Shift (2)(抜粋)
(詳細を追加して更新します)
中国、不動産巡る「3本のレッドライン」政策緩和の可能性-関係者 - ブルームバーグ
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