
2日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落し、前引けは前日比546円24銭(1.94%)安の2万7679円84銭だった。景気減速懸念から前日の米株式市場でダウ工業株30種平均などが下落し、投資家心理が弱気に傾いた。円相場の上昇基調も輸出関連株の重荷となり、東証プライムの9割超が下げる全面安の展開だった。
前日の米ダウ平均は194ドル安と3日ぶりに反落した。前の日に急伸した反動に加え、11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が好不況の境目である50を割り込んだことが景気の先行きを不安視した売りにつながった。外国為替市場では円相場が1ドル=135円台まで円高・ドル安が進み、東京市場では景気敏感株や輸出関連株への売り圧力が強まった。
東証株価指数(TOPIX)も大幅に反落した。午前の終値は前日比40.50ポイント(2.04%)安い1945.96だった。前日終値に比べた下落率が2%を超えたため、市場では「午後に日銀の上場投資信託(ETF)買いが入るのではないか」(国内証券トレーダー)との声があった。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆6415億円、売買高は7億204万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1730、値上がりは90、変わらずは16銘柄だった。
第一三共や三菱自、三越伊勢丹が大きく下げた。丸紅や住友商など商社株も安い。半面、サイバーが5%高と大きく上昇した。資生堂やシャープ、花王も上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
日経平均反落、午前終値546円安の2万7679円 - 日本経済新聞
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