債券相場は上昇。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が12月の利上げ減速を 示唆したことを受け、米金利に低下圧力がかかった流れを引き継ぎ、先物や超長期債で買いが優勢だ。日本銀行が指し値オペを毎営業日実施することは相場を下支えしているほか、10年国債入札は無難な結果との見方が出ている。
SMBC日興証券の奥村任金利ストラテジストは、海外金利低下を受けて先物と超長期債が強含んでいると指摘。ただ超長期債は来週の30年債入札を控え、「供給イベントが重し」とした。10年債入札は、カレント銘柄が周辺年限、銘柄間、スワップ対比でいずれも割高な状況で迎えたものの、「市場の想定通り指し値オペ水準での入札となったことで、無難な結果だった」と分析した。
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日銀は午前の金融調節で、10年国債を利回り0.25%で無制限に買い入れる指し値オペを 通知した。先物のチーペスト銘柄である残存7年程度の357回債と358回債、カレント銘柄の368回債などが買い入れ対象となる。
10年債入札
- 最低落札価格は99円52銭と、市場予想の99円51銭を上回る
- 応札倍率は6.03倍と2005年2月以来の高水準、前回は5.24倍
- 小さいほど好調な結果を示すテールはゼロと前回の1銭から縮小
- 備考:10年利付国債の過去の入札結果 (表)
背景
債券は上昇、先物や超長期債に買い-10年債入札は無難通過との声 - ブルームバーグ
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