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Thursday, November 24, 2022

債券は先物主導で下げ幅拡大、長期金利は2週間ぶりに0.25%に上昇 - ブルームバーグ

債券相場は下落。長期金利は約2週間ぶりに日本銀行が現行の金融政策で上限とする0.25%に達した。40年債入札は無難に通過したものの、超長期債も軟調に推移した。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介債券ストラテジストは、先物は「先週来、米金利があまり下がらない中でも上昇しており、その反動も相応にあった」と指摘。長期金利が0.25%に達したことについては「先物にポジション調整の売りが入り、現物債にも売り圧力が掛かった」との見方を示した。40年債入札は金利水準が好感されて無難な結果だったものの、「海外のインフレや政策金利を巡る不透明感が強く、すぐに地合い好転には向かいにくい」とした。

  • 長期国債先物12月物の終値は前日比41銭安の148円97銭。2銭安の149円36銭で取引を始め、午後に入ると大きく水準を切り下げ、一時148円87銭まで下落した
  • 新発10年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高い0.25%と8日以来の高水準
  • 新発20年債利回りは3bp高い1.090%、新発30年債利回りは3.5bp高い1.480%
長期国債先物12月物の推移

  SMBC日興証券の奥村任金利ストラテジストは、先物の下げが目立った点について、「朝方の東京CPIが事前予想を上回って上昇しているので、物価上昇と日銀の政策を紐づけながら先物を売るような動きもあったのかもしれない」と述べた。 

  総務省が25日発表した11月の東京都区部の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は前年同月比3.6%上昇した。原材料価格の上昇や円安の影響で価格転嫁が進む中、伸び率は前月の3.4%から拡大し、3.5%上昇としていた市場予想を上回った。

     日銀は午前の金融調節で、10年国債を利回り0.25%で無制限に買い入れる指し値オペを 通知した。先物のチーペスト銘柄である残存7年程度の357回債、カレント銘柄の368回債などが買い入れ対象となる。

40年債入札

  • 最高落札利回りは1.580%と市場予想の1.585%を下回る
  • 応札倍率は2.35倍、前回は2.36倍
  • 備考:40年利付国債の過去の入札結果 (表)

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

  2年債 5年債 10年債 20年債 30年債 40年債
  -0.025% 0.100% 0.250% 1.090% 1.480% 1.715%
前日比 +0.5bp +2.5bp +0.5bp +3.0bp +3.5bp +2.0bp

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