
東京株式相場は反発。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長講演をきっかけに進んだリスク回避目的の売りが一巡した。米長期金利が上昇し、自動車や鉄鋼といったバリュー(割安)株へ資金が流入。電機や機械などの景気敏感株にも買いが広がっている。原油高を受けて鉱業や商社などの資源関連株の上げが目立つ。東証33業種は全て値上がりしている。
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市場関係者の見方
りそなアセットマネジメントの下出衛チーフストラテジスト
- 前日に相場が大幅に調整した反動が出て上昇している。外国為替相場の円安基調が続いていることも日本株の追い風になっているようだ
- 国内の景気や経済指標が一気に悪化しているわけではない。年初来でみると上昇しているようにみえる日本株も昨年対比ではまだ上げ余地が残っている
野村アセットマネジメントの石黒英之シニア・ストラテジスト
- 前週末のジャクソンホール会合後の売りが一巡。金利が上昇する中で、銀行など金融株が値上がりし、自動車関連などのバリュー株にも買いが入りやすい。原油高を受けて鉱業など資源関連も上昇しそうだ
- 半面、金利上昇に伴い、半導体関連などグロース(成長)株は買いの入りにくい厳しい環境が続いている
東証33業種
上昇率上位 | 鉱業、石油・石炭製品、陸運、卸売 |
下落率上位 | - |
背景
日本株は反発へ、リスク回避売りが一巡-自動車や機械に見直し買い - ブルームバーグ
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