
20日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=135円30~31銭と前週末17時時点と比べて1円03銭の円安・ドル高だった。日銀は17日、金融政策決定会合で大規模緩和の維持を決めた。米連邦準備理事会(FRB)は前週に0.75%の利上げに踏み切っており、日米の金融政策の方向性の違いが円売り・ドル買いにつながっている。
FRBのウォラー理事は18日、7月に開かれる次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げを支持すると表明した。7月のFOMCでも通常の利上げ幅の3倍となる大幅な利上げに踏み切るとの見方が市場で広がっており、円売り・ドル買いが出やすい。
円は対ユーロでも売られている。8時30分時点は1ユーロ=141円89~92銭と、同66銭の円安・ユーロ高だった。欧州中央銀行(ECB)は7月にも利上げすることを予告しており、日欧の金融政策の違いも円売りを促している。
ユーロの対ドル相場は下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.0487~88ドルと同0.0030ドルのユーロ安・ドル高だった。19日投開票のフランス国民議会(下院、577議席)決選投票で、マクロン大統領が率いる与党連合が議席を減らし、過半数を下回る結果となったが、ユーロの対ドル相場への影響は今のところ限られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
外為8時30分 円、下落し135円台前半 FRB高官発言が重荷 - 日本経済新聞
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