
[東京 26日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、反発が想定されている。前日の米国株式市場でナスダック総合が急伸した流れを受け、日経平均の値がさ株を中心に買いが先行するとみられている。ただ、中国・北京では新型コロナウイルスの感染拡大を受け厳格な規制が敷かれるとの懸念が強まっており、景気減速の影がちらつく。
国内では大型連休を控えているほか、日米の中央銀行の会合を見極めたいとのムードもあり、上値追いには消極的な展開になるとみられている。
日経平均の予想レンジは2万6600円─2万6900円。
週明け25日の米国株式市場はナスダック総合が急伸した。ツイッターが電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)による買収で合意したことを受け、取引終盤にかけグロース株への買いが膨らんだ。ツイッターは5.7%上昇した。
朝方のドル/円は128.00円前後で、前日午後3時時点の128.54からやや円高傾向。シカゴの日経平均先物6月限(円建て)清算値は2万6795円と前日の現物終値を200円ほど上回っている。原油先物相場では米WTI先物が1バレル=98ドル台と再び100ドル割れ。
市場では「原油価格は落ち着きを見せているものの、世界的な景気減速を受けた需要減が懸念されているため。いいサインではない」(国内証券)との声が聞かれる。香港・上海株式市場では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う規制が嫌気され地合いが急速に悪化しており、日本株の重しになりやすい。「中国株が続落するリスクがある中、国内では連休前ということもあり、積極的には買いづらい」(同)という。
主なスケジュールでは、国内で3月の有効求人倍率(厚生労働省)の公表のほか、ファナック、キヤノン、野村不動産ホールディングスが企業決算を発表する。米国では4月の消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)のほか、アルファベット、GM、マイクロソフト、テキサス・インスツルメンツが決算発表を控えている。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 26590.78 29388.16 24681.74
-514.48 2022年1月5日 2022年3月9日
シカゴ日経平均先物当限 26795(円建て)
今日の株式見通し=反発、米株高を好感 上値追いには慎重 - ロイター (Reuters Japan)
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