
[東京 12日 ロイター] -
きょうの東京株式市場で日経平均株価は、弱もちあいが想定されている。前日の米国株式市場が下落したことが嫌気される一方、ドル高/円安や原油価格の急落が下支え要因になり、売り一巡後は下げ渋るという。
テクニカル面では日経平均の2万6800円前後に位置する25日移動平均線との攻防や、3月の急騰分の半値押し(2万6510円)が意識される。前日に好決算を発表したローツェの株価動向も注目されそうだ。
日経平均の予想レンジは2万6500円─2万6900円。
11日の米国株式市場は週明けからリスクオフムードで始まり、大幅下落して取引を終了した。債券利回りの上昇が成長株の重しとなっている。主要株価3指数がいずれもマイナス圏に大きく沈み、ハイテク株の比重が大きいナスダック総合は2.2%安で取引を終えた。
これを受けて日本株も軟調なスタートが想定される。シカゴ日経平均先物にサヤ寄せすることになりそうだ。ただ、このところテクニカル的な下値の節目で底堅さを示しているうえ、円安や原油急落などが好材料と捉えられているため、下げは限定的になるとの見方も出ている。
市場では「昨日好決算を発表したローツェの動きが注目される。素直に買う動きとなれば、今後は好決算が株価のよりどころになるが、きのうの安川電機のように下げて業績で買えないとなると、より厳しい相場展開になりそうだ」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声が聞かれた。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 26821.52 29388.16 24681.74
-164.28 2022年1月5日 2022年3月9日
シカゴ日経平均先物当限 26730(円建て)
今日の株式見通し=弱もちあい、円安や原油価格急落手掛かりに下げ渋りも - ロイター (Reuters Japan)
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