
【ニューヨーク時事】10日午前のニューヨーク外国為替市場では、予想を上回る米消費者物価統計の発表をきっかけにドル買いが活発化し、円相場は1ドル=116円台前半に下落している。午前9時現在は116円10~20銭と、前日午後5時(115円50~60銭)比60銭の円安・ドル高。
米労働省が朝方発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.5%上昇し、伸びは前月の7.0%から一段と加速。1982年2月以来約40年ぶりの高さを記録した。前月比では0.6%上昇し、ともに市場予想を上回った。
発表を受け、ドルは主要通貨に対して大幅上昇。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制に向けて積極的な金融引き締めに動くとの見方が広がる中、円は一時40銭程度下落し、約1カ月ぶりに116円台で取引されている。
同時刻に発表された米週間新規失業保険申請も22万3000件と、前週から1万6000件減少。市場予想より少なく、3週連続で前週を下回った。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1400~1410ドル(前日午後5時は1.1419~1429ドル)、対円では同132円40~50銭(同131円96銭~132円06銭)と、44銭の円安・ユーロ高。(了)
〔NY外為〕円下落、116円台前半=米CPI発表受け(10日朝) - ニュース・コラム - Y!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス
Read More
No comments:
Post a Comment