東京株式相場は大幅続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)が資産購入プログラムの縮小加速などを決定、おおむね想定通りとして重要イベント通過による安心感が強まった。電機や機械、自動車など輸出関連、海運、医薬品をはじめ内外需とも幅広く見直し買いが入っている。
|

市場関係者の見方
りそなアセットマネジメントの下出衛チーフストラテジスト
- FOMCでは米景気が強くて完全雇用を達成するため利上げするというロジックなので、それはまさに日本景気、あるいはグローバル景気にとっていい話だ
- 日本は金融相場で上げるというよりは世界景気の拡大を受けて上がるため、米国株が大崩れしなければ今後は景気敏感の日本株が有望ではないか
- きのう米国株は上昇したが、緩和で押し上げられていた部分は来年期待できなくなりそう
野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト
- 今回のFOMCはテーパリング加速、利上げペース、景気見通しのいずれも変更が見込まれて予想の難易度が高かっただけに、1つでも予想とずれると意外感が出ると市場は身構えていた
- 景気見通しの上方修正と来年・再来年の利上げ各3回ペースの整合性がとれており、イベント通過で市場には安心感が漂った
- 米金融政策や中国懸念などさまざまなリスクを抱えて流動性も高い日本株は相対的に弱かっただけに、今回の結果を受けてディスカウントが外れてもおかしくない
東証33業種
上昇率上位 | 海運、精密機器、鉱業、電機、輸送用機器、医薬品、保険 |
下落率上位 | - |
背景
- FOMC、テーパリングを2倍に
加速-22年の3回利上げを示唆
- 大半が予想していたものよりも タカ派的-市場関係者の見方
- FOMC後に米大型ハイテク株が 反騰、イベント通過で強気戻る
- きょうのドル・円相場は1ドル=114円10銭台を中心に推移、前日の日本株終値時点は113円73銭
日本株は大幅続伸、米FOMC通過で安心感-輸出など内外需広く買い - ブルームバーグ
Read More
No comments:
Post a Comment