
【ニューヨーク時事】週明け9日のニューヨーク株式相場は、新型コロナウイルスの感染再拡大が景気に及ぼす影響が懸念される中、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前営業日終値比106.66ドル安の3万5101.85ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は24.42ポイント高の1万4860.18で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比1950万株減の7億6534万株。
新型コロナウイルスの変異株で感染力が強いデルタ株が世界的に流行し、中国では感染拡大を阻止するための制限措置が導入される中、景気の先行きをめぐり悲観的な見方が強まった。
また、7月の中国貿易統計で輸出入の伸びが市場予想を下回り、エネルギー需要見通しが悪化。原油相場が値を下げる中、エネルギー株が売られた。前週末に発表された堅調な米雇用統計を受けてダウは史上最高値を更新していたため、利益確定の売りにも押されやすかった。
業種別では、エネルギーが特に軟調だった一方、金融株は堅調だった。市場では「この日は小動きだった。米国でも足元のコロナ感染者が増えており、例外ではないことが示されている」(日系証券)との指摘が聞かれた。
個別銘柄では、石油大手シェブロンが1.7%安。アムジェンとユナイテッド・ヘルス・グループがいずれも1.0%安、IBMが0.9%安。マクドナルドが0.8%安。
一方、金融株のゴールドマン・サックス・グループが0.6%高、ボーイングが0.4%高、キャタピラーが0.3%高。(了)
〔米株式〕NYダウ、反落=コロナ感染拡大を警戒(9日) 差替 - ニュース・コラム - Y!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス
Read More
No comments:
Post a Comment