
韓国のパク・クネ(朴槿恵)前大統領への贈賄などの罪に問われ、実刑判決を受けたサムスングループのトップで、サムスン電子のイ・ジェヨン(李在鎔)副会長について、韓国法務省は仮釈放を認めると発表しました。
韓国のサムスングループトップで、サムスン電子のイ・ジェヨン副会長は、パク・クネ前大統領らに巨額の賄賂を渡したとして、贈賄などの罪に問われ、ことし1月に懲役2年6か月の実刑判決を受けて服役しています。
韓国法務省は、9日、日本の植民地支配から解放された8月15日を前に、一定の要件を満たした受刑者を仮釈放すると発表し、イ副会長も含まれるということです。
イ副会長の仮釈放は今月13日の予定で、パク・ボムゲ(朴範界)法相は「新型コロナウイルスの長期化による国家的な経済状況とグローバル経済環境を考慮した」と説明しました。
イ副会長をめぐっては、半導体分野での国際競争が厳しさを増す中で、韓国の経済界からサムスングループトップの不在を懸念する声が出ていて、7割近くの人が仮釈放に賛成と回答した世論調査もありました。
韓国メディアは「韓国経済の今後を懸念する声と、仮釈放に好意的な世論などを広く考慮した結果」という見方を伝える一方、市民団体などからは「財閥に対する特別扱いだ」と仮釈放を批判する声も出ていると報じています。
韓国 サムスングループトップ 仮釈放へ 贈賄などの罪で服役中 - NHK NEWS WEB
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