東芝の定時株主総会が25日、東京都内で開かれ、永山治・取締役会議長(中外製薬名誉会長)と社外取締役で監査委員の小林伸行氏の再任が否決された。株主総会で会社が提案した取締役候補が否決されるのは異例。東芝の経営立て直しを主導する永山氏が降板を余儀なくされたことで、混乱は必至の情勢となった。
東芝は、今回承認を得た9人の取締役の中から新たな議長を選任する見通しだ。永山氏は指名委員会の委員長を兼務していたため、綱川智社長最高経営責任者(CEO)の後継者選びなど、経営に大きな影響が及ぶのは必至だ。
今月10日に公表された外部調査報告書では、東芝と経済産業省は「株主の権利行使を事実上妨げることを画策した」などと指摘された。これを受け、株主の投資ファンドなどが永山氏への批判を強めていた。
東芝の株主総会、永山・取締役会議長と小林・監査委員の再任否決…混乱は必至の情勢に - 読売新聞
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