【北京=三塚聖平】日系自動車大手4社の中国市場における5月の新車販売台数が4日、出そろった。日産自動車、ホンダ、マツダの3社が前年同月の実績を割り込んだ。一部で世界的な半導体不足が影響しており、好調が続いてきた日系メーカーの中国販売に不透明感も出てきている。
日産は前年同月比14・6%減の11万1096台と急減し、9カ月ぶりのマイナスとなった。ホンダも、4・1%減の12万8713台で、11カ月ぶりに前年実績を下回った。
両社とも、半導体不足の影響が出たと認めた。ホンダは「一部車種向けの半導体関連の部品調達に影響が出ているため、5月の販売実績が前年を下回った」と説明している。
マツダも35・6%減の1万4745台だった。半導体不足の影響は出ていないものの、新型コロナウイルスによる落ち込みから立ち直って好調だった前年同月の反動が響いた。
一方、トヨタは1・5%増の16万8900台とプラスを維持した。主力車「カローラ」などが牽引(けんいん)したほか、半導体不足の影響が出ないように調整を行ったことが奏功した。
中国自動車工業協会は、世界的な半導体不足や、原材料価格上昇の影響を警戒しており、世界に先駆けて回復が進んできた中国自動車市場の先行きが注視される。
中国新車販売で日系3社がマイナスに - auone.jp
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